ラリー (Rally)
ラリーはステージタイムアタック形式のモードです。スタートからゴールまでの最速タイムを競い、コドライバーが読み上げるペースノートを頼りに未知のコースを攻めていくのが最大の特徴です。
注意: ラリーモードは現在も 開発中(WIP) の機能です。今後のアップデートで仕様が変更・互換性が失われる可能性があります。フォーラムでフィードバックを歓迎しています。
v0.39での大幅アップデート: プロ制作のペースノート、全砂利の新ループ「NGRC Rally Utah 2026」、ペナルティ/リカバリーシステムの刷新、スタータイム、バーチャル対戦相手(実験的)などが追加されました。
起動方法
メインメニューの 「ラリー」 を選択します。
ミッション開始画面(スタートスクリーン)で 車両・コドライバー・各種設定 を確認してからスタートします。
v0.39からはスタートスクリーンで ルール・設定・路面構成・距離 が一覧表示されるようになりました。
また、フリーロームからステージ/ループのミッションを開始し、「プレイヤー車両」 オプションを選べば、どの車両でも全ステージを走行できます。
ラリーモードの特徴
- 舗装・砂利・泥・雪など、混合路面のステージを走行
- スタート時に カウントダウン が開始し、ゴールまでのタイムを競う
- ペースノート(コーナーの種類や曲がり具合を事前に読み上げる情報)をコドライバーが案内する
- リカバリー(コースに戻る操作)を使うとレースクロックが進む
- コースを覚えることが重要で、何度もリトライして最適ラインを探す遊び方が基本
- ステージ間の移動区間(リエゾン)では一般交通に混ざって走行する
ステージとループ
ラリーには単発の ステージ(Stage) と、複数のスペシャルステージ+リエゾンで構成される ループ(Loop) の2種類があります。
NGRC Rally Utah 2026(v0.39 新規)
BeamNG初の 全区間グラベル(砂利) のラリーループです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 舞台 | Utah, USA(アメリカ、ユタ州) |
| スペシャルステージ数 | 4 |
| SS合計距離 | 16.4 km |
| ループ全長 | 30 km |
| コースの特徴 | 川の渡渉、高速ジャンプ、剥き出しの峡谷区間 |
ループタイム設定(実験的)
ループ開始時の時間帯・環境を選択できます。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| デフォルト | ミッションが定めた既定の時間帯・環境を使用 |
| 現在の設定 | フリーロームで設定した時間帯・環境をそのまま引き継ぐ |
| モーニング | 実際のラリーでいう「午前ループ」。日の出前後にスタートする |
| アフタヌーン | 「午後ループ」。時計が進み、午後にサービスパークへ戻ってくる |
ペースノートシステム
ラリーにはコドライバーがペースノートを読み上げるシステムがあります。v0.39で3種類のスタイルに整理されました。
ペースノートスタイル
| スタイル | 内容 |
|---|---|
| プロ (Pro) | 2024年英国ラリー選手権のコドライバー Alex Kihurani 氏が全ステージ・全ループ向けに書き下ろし、収録した完全専用ペースノート。最も自然で没入感が高い |
| エンスジアスト (Enthusiast) | 約200種類の固有コールを組み合わせるリアル志向のペースノート。細かさを1〜6のレベルで調整できる |
| カジュアル (Casual) | ラリー入門者向けのシンプルなペースノート。コーナーを「イージー/ミディアム/ハード」で呼ぶ |
エンスジアストとカジュアルは自分好みに編集可能で、すべてのペースノートはMOD対応です。
コドライバーの選択
v0.39から ミッション開始画面でコドライバーを選択 できるようになりました。
| 音声 | 備考 |
|---|---|
| Alex Kihurani | v0.39追加。プロスタイル用の専用収録に加え、構造化ペースノート用のボイスパックも収録 |
| HighDef | v0.39追加。ラリーモード開発者による構造化ペースノート用ボイスパック |
| dirtwheel | v0.39追加。同じくラリーモード開発者によるボイスパック |
| イギリス英語(男性)- きつい | v0.39以前から収録 |
| イギリス英語(男性)- リラックス | v0.39以前から収録 |
| スペイン語(スペイン)、男性 | v0.39以前から収録 |
※ 実際に選択できる音声はペースノートスタイルやバージョンによって変わります。最新の内容はゲーム内で確認してください。
ビジュアルペースノート
画面上にコーナー情報をアイコンで表示する機能です。v0.39で視認性が改善されました。
- 距離表示に背景が付き、明るい/暗いどちらの状況でも読みやすくなった
- 色が濃くはっきりした配色に変更(半透明化を廃止)
- 文字色をダークに変更
ナビゲーター設定
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| ビジュアルペースノート | 画面上にコーナー情報をアイコンで表示する |
| オーディオペースノート | コドライバーの音声でコーナー情報を読み上げる |
| ナビゲーターのタイミング | 次のペースノートの何秒前に読み上げるかを設定(デフォルト:3秒) |
| カウントダウン方式 | スタートのカウントダウンを3秒または5秒から開始する |
| カウントダウン前の音声 | カウントダウン開始前の音声案内のON/OFF |
リカバリーとペナルティ(v0.39刷新)
v0.39でペナルティ体系が「厳しすぎない・楽しい」方向に見直されました。
リカバリー
- コースの形状を理解した ルート認識型 のリカバリーになり、信頼性が向上
- コースアウトした地点に戻される(大きく巻き戻らない)
- 燃料残量が保持されるようになった
ペナルティ一覧
| 状況 | 加算 |
|---|---|
| SS(スペシャルステージ)でのリカバリー | レースクロックを 5秒 進める(観客に押し戻してもらう想定) |
| リエゾンでのリカバリー | イベントクロックを 1分 進める |
| SSでの横転 | ペナルティなし |
| リエゾンでの横転 | イベントクロックを 10秒 進める |
| フライング(有効時) | +10秒 |
| タイムコントロールへの早着・遅着(有効時) | 1分あたり +10秒 |
| 速度違反 | +10秒 |
自動クロックスキップ
タイムコントロールに早く到着した場合、ペナルティなしで自動的に処理されます。v0.39からデフォルトで有効ですが、オフにもできます。
ハードコアモード
「リカバリー時の修理」 設定をオフにすると、スペシャルステージでの修理が無効になります(リエゾンでは常に修理されます)。オフにするとタイミングUIに NGRCバッジ と専用カラースキームが表示されます。
スタータイム(v0.39 新規)
すべてのステージ/ループミッションに、デフォルト車両を基準としたゴールド/シルバー/ブロンズのタイム目標が設定されました。
| ランク | 要求される内容 |
|---|---|
| ゴールド | 高いペースと安定性。リカバリーは一切不可 |
| シルバー | 堅実なペースと安定性。1kmあたり最小限のリカバリーまで許容 |
| ブロンズ | 基本的なペースと安定性。1kmあたり比較的多めのリカバリーを許容 |
バーチャル対戦相手(実験的・v0.39 新規)
ステージ・ループの両方に、オフラインの仮想対戦相手が登場するようになりました。
- 各対戦相手は ペース (Pace) / 安定性 (Consistency) / リスク (Risk) の3つの特性を持つ
- 特性の組み合わせによって走りの傾向とリザルトが変化する
- 結果はミッション終了画面の新しい リーダーボードタブ に表示される
- MOD作成者はラリーエディターの新パネルから対戦相手のプロファイルやモデルを調整できる
その他のv0.39変更点
- リエゾン交通: ステージ間の移動区間で一般交通の中を走るようになった
- RallyStage UIアプリ: ループ以外の単発ステージミッションでも、ラリー用のタイミング/進行状況UIアプリが表示されるようになった
- グローバル設定の整理: 全体設定を整理・集約し、ミッション画面側の設定を中心とする形に変更
使用車両の選択
ラリーモードでは任意の車両を選択できますが、AWD 設定のラリーカーを選ぶとタイムが出しやすくなります。
- Hirochi Sunburst(AWD 設定)
- ETK i-Series(AWD 設定)
- Cherrier Ardente(v0.39追加。Gravel Rally / Asphalt Rally 仕様あり)
ラリーカテゴリの車両一覧 も参考にしてください。
タイムを縮めるコツ
- コーナー手前での制動タイミングをつかむ
- スカンジナビアン・フリック(フェイントモーション)を使って素早くコーナーに向ける
- 砂利路は舗装路より滑りやすいため、ブレーキポイントを早めに設定する
- ペースノートを活用してコーナーの内容を事前に把握する
- まずはカジュアルスタイルで慣れ、余裕が出たらエンスジアストやプロに切り替える
ドライビングテクニックの基礎は ドライビングテクニック を参照してください。
ラリーステージの自作(MOD)
v0.39で ラリーエディター が大幅に改善され、自作ステージの制作がしやすくなりました。
- ドライブライン(走行ライン)の作成・編集
- ペースノートの追加とプレビュー、コーナーコールの細かな調整
- 任意の言語でコドライバー音声を録音できる
- ルートの距離・路面構成の確認
- 変更内容をワールド上で直接確認しながら編集可能
また ペースノートスクリプトツール では、録音用のフレーズを1つずつ表示するインタラクティブなHTMLファイルを生成できます。プロ用の機材やスタジオがなくても、自宅録音とオープンソースの音声編集ソフトで制作できるように設計されています。