GeForce NOWを使用した際に、ネットワーク速度でグラフィックがどの程度変わってくるかを検証してみました。
結果は動画にもまとめています。
検証環境
- 契約:GeForce NOW Powerd by softbankプレミアムプラン
- 接続先のサーバ:GeForceNOW JP East S1
- クライアント端末:Mac mini(2018)
- GeForce NOWのネットワーク設定:バランス型
- ネットワーク:光回線(後述の帯域制御を実施して測定)
ネットワークの帯域制御
測定時のネットワーク帯域はNetwork Link Conditionerを用いて以下のパターンを試しました。
- 制限無し(GeForce NOW推奨の50Mbps以上)
- 25Mbps
- 10Mbps
- 1Mbps
- 128kbps
※この時、制限を行ったのは帯域のみで、遅延・パケットロス等は操作していません。
(帯域だけ制限しておけば結局どこかでロス・遅延が発生するはずなので…)
ちなみに、GeForce NOWのネットワークテストの値は以下の通りです。
速度 | ロス率 [%] | 遅延 [ms] |
---|---|---|
制限無し (GeForce NOW推奨の50Mbps以上) | 0.2 | 5 |
25Mbps (GeForce NOWでは何故か10Mbpsと表示される) | 4.3 | 6 |
10Mbps | 8.6 | 24 |
1Mbps | 82.1 | 15 |
128kbps | 75 | 33 |
※遅延はレイテンシではなくRTTの方のはず
検証結果
結果としては最初の動画が全てです。
以下は結果というよりも、個人的な感想という側面が強いかもしれません
(というか、どれくらいの画質を許容できるかなんて結局人それぞれですし…)
ネットワーク制限無し(50Mbps以上)
まず、制限をかけていない状態ですが、これは流石に快適です。
公式が言う通り60fps/FullHDが多分出てると思います。
操作の遅延も全く感じません。
25Mbps
これも特に問題はありません。
画面を急に動かしたり、速いカメラ移動になってくると、少し画質の粗が気になりますが、プレイ自体には全く問題がなく、操作は快適です。
10Mbps
速い操作になると画質の粗がかなり目立ってきます。
また、操作のラグも少し感じ始めます。
個人的には許容範囲ですが、この辺りからゲームによっては無理だったりするかもしれません。
1Mbps
次に、1Mbpsですが、これは著しく画質が低下します。
常に表示がぼやけ、操作のラグもプレイに支障が出るレベルで発生してきます。
480p等の低画質に設定すれば変わるのかもしれませんが、少なくともHD画質でまともにプレイするのは不可能です。
128kbps
最後に128kbpsですが、そもそもプレイできませんでした。
ネットワーク再接続画面から遷移しないです。
つまり月末で速度制限かかっている状態だとGeForce NOWはプレイできません。(当たり前か)
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